【書評】デジタル時代の基礎知識『ブランディング』【おすすめ書籍を紹介】

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この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

マーケティングを考え始めた時、よくあるお悩みのひとつとして「ブランディング」がよく議題になります。

マス広告にかけるお金は無いけれどどうすればいいの?

そもそもどうやって勉強すればいいの?

体系的でなおかつ専門知識なしで読みやすい書籍は?

私も実際にこちらのような相談を受けたり、新規事業のマーケティング担当として実際に悩んだことがありました。

今ではブランディングにまつわるお悩みを聞く度に『デジタル時代の基礎知識『ブランディング』』を読むことをおすすめしたり、自分で読み返しています。

著者の山口 義宏さんは、最近発売された『マーケティングの仕事と年収のリアル』も話題になっていまして、マーケティングやブランディングのプロとして有名な方です。

参考:【書評】『マーケティングの仕事と年収のリアル』

 

※少し前ですが、実際に著書の出版イベントに行ってきまして、著者の山口さんと本書について質問や、やり取りをしてきたときの様子です。

今回の書評では、本書には載っていないリアルの場ならではの学びもプラスして、他の書評記事には無いコンテンツをお届けできればと思います。

①「ブランド」の概念にまつわる誤解とは?

ブランド=ロゴを作って終わりではない

上のツイートにもあったように、深く考えないで表面上のクリエイティブだけを変えてもブランディングにはなりません。

確かに、本の中でも「ブランドは色や造形を通じて認識される」といった記載されていますが、意味を取り違えてはいけません。

そこに確固たる信念に基づいて顧客に体験してほしいストーリーを設計し、そうして始めてロゴやCIと呼ばれる「形」が意味を持ち始めるということだそうです。

次の章でも説明をしますが、まずは自社としてどんなメリットを顧客に感じてほしいか向き合うところから始めなければなりません。

お金かけてマス広告=ブランド戦略ではない

こちらも同様で、お金がないからブランディングができないといったお悩みも、ブランドに対する誤解から生まれています。

確かに大勢の人に認知してもらい、繰り返しブランドイメージを刷り込むTVCMや新聞などのマス広告は有効な手法です。

しかし、以前ほどテレビや新聞が影響力を持たず、広告が邪魔者扱いされている中、

思考停止してお金をかけたとしても、中々思うような結果は得られないことでしょう。

②ブランドとは一貫性(接点×時系列)にあり!

ブランドとは、コアバリュー(他人に自社をどう紹介してほしいか?)を定義するところから始まります。

そして、伝えたいメッセージをブラさず、継続して顧客に伝えていくことで少しずつ構築されていくものだそうです。

自社サイトからSNS、リアルのイベントなど、現代では顧客と接するポイントは数多くあります。

誰でも始められる顧客接点を一つ一つ見直していくところからブランド戦略は始まるそうです。

※ただし、伝えている価値を言葉として言い表すことができないと、人づてに伝えることができず、せっかく苦労しても口コミが起きないので注意が必要です。

③販売促進とブランディングの両立

セールチラシなど、価格の安さなどを訴求してお客様を呼び込むタイプの販売促進との両立もブランド施策を考える上での重要テーマです。

企業が利益を追いかける存在である以上、短期的な売上も捨てることはできません。

私もサイトのリニューアルなどで揉めた経験がありますが、ブランディングを重視するのか集客を重視するのかは、社内で意見が別れやすいところです。

例えばユニクロの表現物をあげて見てみましょう。

・販売促進を意識したもの(チラシ)

・ブランドを意識したもの(Webページ)

見比べてみると意見がぶつかることは一目瞭然ですね。

ユニクロの例のように、販促的な表現はチラシ、ブランドを表現するのはWebなど、うまく使い分けることが重要です。

短期的な売上には直接的につながりにくい、長期的な視野でのブランディング施策を実施するメリットとして、

顧客ひとりを捕まえるための広告費用で頭打ちになってしまうからというのが挙げられます。

価格面を訴求した刈り取りだけでは市場全体が伸びたり、競合するサービスとの違いを出せず価格競争に陥ったり、いつか限界にぶち当たります。

ブランディングには、こうした状況を打破するだけの力があると言うことです。

なんとなくふんわりしたブランディングについて、高い品質で体系立てて学べるのは古典的な名著を除くと数が少なかったのが現状です。

なおかつデジタルの時流にそった書籍となると現代のブランディングの教科書となると思います。

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