【書評/要約】『ぼくらの仮説が世界をつくる』で仮説思考を学ぶ

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この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

最近、基本的な仕事の仕方を見直す時間をとるようにしていまして、

『ぼくらの仮説が世界をつくる』を読み返しました。

「積み上げ型の思考」から「仮説思考」の切り替えに悩んでいた若手のころに読んだのですが、最も大きく成長させてくれた一冊です。

著者は、作家エージェントを生業とする株式会社コルクを経営している佐渡島庸平氏です。

クリエイター・エージェンシーの株式会社コルク公式サイト
https://corkagency.com/

ちなみに仮説思考とは、不確実な状況に「仮説」を立て「検証」するスタイルで物事に取り組む思考方法を指します。

書籍『ぼくらの仮説が世界をつくる』をレビューしつつ、「仮説思考」についておさらいしていきたいと思います。

仮説を立てるための思考アプローチ

「情報→仮説」ではなく「仮説→情報」

何事も仮説を立てることから先に始め、その仮説ありきで情報を収集して行きます。

まずは実現させたいことを決めて、それを補強し軌道修正するために情報を集めていくことで、まだ誰も成し遂げたことのない新しい試みを成功させることができるといいます。

仮説思考を実践しているつもりの人でも、意外と情報から入っていることが多いと思います。

「情報→仮説」から始めることで前例主義に陥ってしまい、新しいことを始めるときや非連続的な成長を求める際には足かせになってしまうからです。

「自分の価値観」や「好き嫌い」を大切に

ではどのように仮説を立てているのでしょう?

過去の数字データに頼るのではなく、

「日常生活の中で、なんとなく集まってくる情報」と「自分の中にある価値観」に基づいて仮説が構築されるといいます。

筋の良い仮説を立てるためには、感情に流されずに物事の本質を冷静に見極める姿勢をキープしつつ、

自分の好き嫌いをはっきり把握して置くことが大切です。

宇宙人視点で考える

もう一点、仮説を立てるには「宇宙人から見たらどう見えるか?」を意識することです。

当たり前のこととして見逃していた固定観念を取り払うことで、

純粋なビジネスモデル=骨格を浮き彫りにできます。

時々海外旅行をするなどで宇宙人の視点を養っているそうです。

著者が見るこれからの世界の「仮説」

書籍では、著者が日々どんな仮説を立てているかが紹介されています。

本書が出版されたのは2016年で少し前のことですが、数年たった今でも十分通用する仮説だと思いましたので、一部ご紹介します。

商品の「質」だけでは売れない時代

著者のいる出版業界では雑誌や書籍の売上が低迷しており、SNSに読者を取られていることを日々感じていました。

決して読み物としての「質」でSNSに劣っているわけでは無いのに、身近な人の投稿はつい気になってしまうところに注目し、

面白さ=「質」×「親近感」の面積で表されると結論(仮説?)づけています。

この等式を自らの仕事に当てはめ、「宇宙兄弟」などのヒットにつなげることができたと分析しています。

人生における「居場所」の大切さ

本書では、人生において居場所を見つけることの重要性を説いています。会社や仕事探しも大きく言えば「居心地のいい居場所を探す」行いです。

コルクでは、作品への親近感を生み出すテコとしてインターネットを活用し、作品を通じたファンコミュニティの形成を推進しているそうです。

ちなみに著者の佐渡島氏は、2018年に居場所=コミュニティに関する書籍を出版しています。

本書の出版から数年たった今でも、継続して仮説の検証を続けていることがわかりますね。

仮説思考が身につくビジネス書3選

では仮説思考を実現するためにはどうすればいいのか? 私は自分に合う仮説思考の体系を学んで、どんどん実践していくことをおすすめしています。

最後に、仮説思考に関連する名著をご紹介します。

『仮説思考』

そもそも「仮説思考」という思考方法は本書で体系化され広まりました。

そもそも仮説思考ってなに?という疑問が湧いた方や、原著に当たりたいかたは是非一読をおすすめします。

『論点思考』

『仮説思考』の姉妹本です。こちらのほうがより実践的な内容です。

仮説思考を更に深く理解したい、仕事に活かしたいという方におすすめです。

『イシューからはじめよ』

仮説思考の重要性について「本当に解くべき課題は何か?」という簡単から解説している書籍です。

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