この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
コミュニティでは熱量を「生む」仕掛けと「保つ」仕掛けの組み合わせを設計した方がいいよ。どちらか一方しかないコミュニティが結構おおい。
— 黒田悠介 / フリーランス研究家 (@chlorine0528) 2018年9月26日
コミュニティ運営に欠かせない「熱量」とは
コミュニティ運営者としては、
やはりコミュニティに参加したメンバーが楽しんでくれたり、一人でに企画したり盛り上がってくれたり、新しいメンバーを連れてきてくれたりするのが理想です。
こうしたコミュニティに対して思いを持って時間を費やしてくれるメンバーが多いほど、コミュニティの「熱量」が高い状況ということができます。
何よりも「安心と安全」が熱量の大前提
佐渡島さんに、「安心安全を確保するとコミュニティは自走する」って言われ、なんだその学級委員みたいな言葉は。ぬるいな、と思ったけど、真面目に実践してみたらその通りだった。箕輪編集室はみんなの居場所、溜まり場にします。@sadycork
— 箕輪厚介/死ぬこと以外かすり傷 (@minowanowa) 2018年2月16日
コミュニティに初めて参加する人は「この船に乗って大丈夫か?」という面を特に気にしています。
参加者から熱量を引き出すためには、まずコミュニティに加わっても大丈夫という安心と安全を保証することから始めなければなりません。
参加者の「主体性」に甘えてしまった時点でコミュニティとしての形が成り立たなくなるというのが一番ダメなパターンです。
例えば「ゆるくつながる」ような交流イベントを開催する際、主催側が企画をきちんと練らないまま集客を始め当日を迎えてしまうようなケースです。
参加者もまばらにしか集まらず、その後の発展性も無いようなものを、そもそも「コミュニティ」と呼ぶことはできません。
コミュニティ運営者が率先して盛り上げる
熱量が高く盛り上がっているオンラインサロンや社会人サークルに共通して見られるのが、運営者や立ち上げた人間がしっかりコミュニティ内で楽しんでいることです。
イベントに参加するなどリアルでの取り組みももちろんですが
フックとしてLINEグループやインスタなどのオンラインコミュニケーションを活用し、参加者とのレスポンスとか情報発信を行うことでより密度の高いコミュニケーションができます。
また、参加者側のアウトプットを喚起するアクションを実行することも効果的です。
例えば、ビジネス系のサロンであれば「アウトプットしないと学びがないよ」ということを 継続して訴えているところもよく見られます。
コミュニティの「自走」と「義務感」に囚われず継続あるのみ
コミュニティとセットで語られる中に「自走」という言葉がありますが、運営者が何もしない事が大事なわけではありません。
意外とコミュニティをやってみると陥りがちです。まずは参加者にメリットを提供し続け、「自走」はそれからになるべきです。
タイミングの見極めが難しいですね。
運営者が熱量を保ちつつ、とにかく活動を継続することが最初のね。
あとはメンバーがやりたいことを実現できるよう、定期的にヒアリングしたり目安箱的なフォーマットを用意したりすると「自走」に移行するタイミングを掴むヒントが見つかるかもしれません。
コミュニティと熱量の関係を学べる書籍
WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜