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コミュニティテックイベントに参加しています pic.twitter.com/q9t9L5itB5
— kuma (@startup_marke) 2018年9月25日
コミュニティテックの領域では、たくさんのサービスが誕生し乱立気味になっています。
現状、コミュニティを始めたいユーザーは何を選べばいいのかわかりにくいので、
コミュニティテックサービスの運営者に集まってもらって各々の世界観を語ってもらいましょうというイベント「最先端のコミュニティサービスが集結!〜コミュニティとコミュニティサービスがつくる未来〜」に行ってきました。
似たようで実は違うコミュニティテックサービス。解決したい課題やアプローチ方法、描いている将来像がみんな違って色んな所に夢が膨らむ会でした。
登壇コミュニティテック紹介
circrew
サービスローンチして3日目のwebサービス。インフルエンサーではなく、一般の人でもコミュニティを運営できて参加できるようなサービスを目指している。
留職サービスも近々リリース予定。東京×コミュニティをテーマに事業を展開していくとのことです。
取り組みたいテーマが非常に近くて、個人的に注目の企業です。
Gojo:コミュニティバンクサービス
江戸時代に流行したと言われる「頼母子講(たのもしこう)」がコンセプト
金銭の融通を目的とする民間互助組織。一定の期日に構成員が掛け金を出し、くじや入札で決めた当選者に一定の金額を給付し、全構成員に行き渡ったとき解散する。鎌倉時代に始まり、江戸時代に流行。頼母子。無尽講。
出典:デジタル大辞泉
Gojoとはみんなでお金をためあう、助け合いの精神に基づく金融システムであり、
古来機能していたシステムをネットで今風に再現したサービスです。
リリースから3ヶ月で250コミュニティ、1200万流通額を達成。WBSに取り上げられるなど、注目のコミュニティテックです。
KOU:「お金のリハビリ」=「感謝経済」の振る舞いを学ぶ
ツクルバが運営するコミュニティ通貨発行サービスです。
「ご祝儀」と「いいね」の間に位置するコミュニティ通貨を志向しているとのことで、
神奈川県の相模原で住民の10%が使用していると言われる地域通貨「よろず屋」をモデルにしているそうです。
https://fujinoyorozuya.jimdo.com
仲間とのお金のやりとりはタイムラインに公開され、一番感謝を送っている人は誰か可視化されるというところがコンセプトです。
小さい頃当たり前にやってた「感謝を伝える行い」を大人になってもやっていけるような世界を目指している
fanicon:ファンコミュニティアプリ
会員制のファンコミュニティアプリを作ることができるサービスです。
アプリ内限定のライブ配信、グループチャット、1:1トーク、タイムライン投稿等、コミュニティを活性化させるための機能が盛りだくさんみたいです。
fever:コミュニティ経済圏サービス
創業者は、過去MOA大学というコミュニティを運営していたそうです。
feverとは、オンライン上に村を作って、それを経済圏にできるコミュニティサービスで
feverにはコミュニティに所属するメンバーのつながりを濃くする3つの特徴があります。
①コインの発行
②各自の頑張りに応じてコインがもらえる
③溜まったコインをチケットに交換:個人の持ってるものを出品/購入ができる
・コミュニティテックで実現したい社会とは?どこを目指してこのサービス走ってるのか?
KOU
- 感謝経済:既存の通貨のように発行上限が決まってるものではなく、心次第でいくらでも増やせる世界。
- ストック<トランザクションとなる経済モデル
- ヘッドとハートとハンドで言うところのハートを復権させたい。
Gojo
- 個人が声を上げて何かやれる世界を目指している。
- 同一性を持った人々が集まることが大事、ITでやりやすく
- 共和国的な世界観を目指す。
fever
- 熱量を可視化する=好きなことを仕事にしていくことで、
- 日本円とは全く別の軸を作っていきたい
- 手段としての経済圏を作りたい
- コミュニティの活性化を支援する活動も行っていくとのこと。
circrew
- つながりや安心感にお金を払う時代が来ると考えている。
- 学校のクラスみたいな感じにサービスを育てていきたい。
fanicon
- こういう未来を描きたいというところはピンと来ていない
- 「faniconがなかったら起きてなかったこと」が増えたら嬉しい
- youtuberが中高生に生きる勇気を与えた事例。
資本主義経済と違う世界を目指すというものから、学校のクラスを再現したいというものまで目的は様々でした。
コミュニティとは本来、一言ではまとめられるようなものでは無いということですね。
「オンライン×コミュニティ」、「地方創生×コミュニティ」など自分に合う掛けわせを追求していくしかないということなんですね。