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マーケターからエンジニアにキャリアチェンジしました。
エンジニア志望者の中には、キャリアに悩んだり面接対策の一貫で、そもそもなぜエンジニアになりたいのか考えることがあると思います。
エンジニアになった人のモチベーションが知りたい。
「エンジニアは需要がありそうだから」とかじゃあなんとなく微妙だし、、、
今回はこちらの疑問を持つ方に向け、私なりの個人的な考えを書いていきます。誰かの参考になれば幸いです。
結論からいうと、私の場合は「オリジナルの商品を作りたいからエンジニアになった」というのが一番の理由です。
理由1:商売の基本は「作って→売る」
ブログの運営やマーケティングコンサルなど、いろいろ副業をやってみた結果、
資本主義ゲームでお金を稼いで生きていくには、Webやアナログな物質を問わず、何かしらの商品(プロダクト)を作る必要があるということに気づきました。
そんなの当たり前のことだろと自分でも思いますが、
なまじサラリーマンとして当然のようにお給料をもらってマーケティングをやっているうちに、すっかりこうした感覚が抜け落ちてしまっていました。
商売の基本は「作って→売る」というところにあり、売る技術だけでは事業は作れません。
売り物(≒ビジネスモデル)が無いままではマーケティングをしようにも、何を売れば良いのかという壁にぶち当たってしまいます。
ビジネスプランを磨くタイプのワークショップから、なかなか事業が生まれないのも、「作る」という視点が不足しているのが原因でしょう。
一方、お客様が「お金を払っても良い」「時間を割いても良い」と思えるようなクオリティのものを作るには、スキルの習得も含めて多くの時間がかかることもわかりました。
就業後や週末だけでやっていく人もいますが、渡しの場合は100%の時間を投下しないと、仕事としてものにならないという感覚がありました。
そこで、プロのクリエイターとしてスキルを磨き、商品を作りたいと思ったのが一番の理由です。
理由2:「形あるもの」で人は動く
商品を作りたいならエンジニアを巻き込めば良くない?
わざわざ自分でプログラミングをやらなくても、、、
プロダクトを作りたいからエンジニアになったと聞くと、こうした疑問が湧くと思います。
確かに、Web企業の著名な経営者でも営業畑出身だったり、全く開発に関わらない方も多くいると思います。
元々、私がプログラミングを学び始めたのも、Webマーケティングのスキルをアップさせることが目的でした。
しかし、学習のために色々なアウトプットを繰り返していくうちに、形あるものや実際に手を動かせるということが人を巻き込む上で圧倒的に有効だということがわかりました。
実際、私が作った粗末なプロトタイプを見た人が、そのアイデアに共感し、改良版を作ってくれたことがありました。
恐らくこれがスライドの紙芝居上のことであれば、この方は動かなかったと思います。
それだけ「形あるもの」には人の共感を呼び、行動に移させる力があります。
ゴリゴリと営業力で人を巻き込み、事業を立ち上げていくことも可能でしょう。
しかし、共感が求められる時代において有利に働くのは自ら手を動かせることです。
また、複数の企業で経験したことですが、Web業界では特に技術者の立場や発言力は総合職系の社員よりも高く、
エンジニアにはある種の錯覚資産が働いていることは間違いありません。
理由3:受託開発の副業案件もたくさん
お金を稼ぐということに関していうと、最も環境整備がされているのもエンジニアのメリットだと思っています。
例えフリーになったとしても、不安な営業面などを支援してくれる業者が沢山ありますので一部紹介しておきます。
私は駆け出し状態ですが、自分の市場価値を測ったり身につけるスキルの将来性を考える意味で、とりあえず登録はしています。